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今日は、非常勤先である奈良女子大学からの帰り道、阪奈道路が事故のため、大渋滞。つかれた〜。
でも渋滞は疲れるけれど、普段は見ないような景色が見られて、楽しかったりもする。阪奈道路の奈良市入り口付近には、でかいシカの置物が3、4匹。一瞬、「ほんもの?」とびびるものの、すぐに違うと分かる。
さらに、その横には、交通標識が。「シカとしめようシートベルト」。「...」。おそるべし、奈良。このギャグセンス、ただものではない。「なめんてんじゃねぇぞお!」と虎児口調で、つっこむ。
そう言えば、「あなたと奈良、大和路」という観光パンフレットのコピーもあったしな。
烏賀陽弘道『Jポップとは何か−巨大化する音楽産業』(岩波書店) を読了。
文化産業としてのJ-POPをおさえる上で、必読文献である。
「J-POP」という言葉が1990年代にでてきたということを明確に指摘し、そこからJ-POPのもつ文化的力学を考察する必要をこの数年来感じてきただけに、とてもヒットの文献であった。当然かもしれないが「J-POP」と「ニューミュージック」は、一緒くたにしてはいけない。では、それは、どこが違うのか?その一つの解釈は、文化産業としてのあり方にある。