いつまで古い図式をひきずってるのかな?

観光学を大学で学ぶ人=観光関係のお仕事に就くのを希望する人、
という図式からは、そろそろ抜け出てもらいたい。
たとえば法学を大学で学んだ人が、
みんな法律関係のお仕事に就かないのと同じくらい、
当たり前やん。
 
もちろん観光関係のお仕事に就きたいという方がおられたら、
その気持ちも大事にしてもらいたいと思いますが、
観光学って、そこだけを学ぶものじゃない。
 
観光学とは、そもそも何を観光現象とするのかも含めて、
観光現象を徹底的(ラディカル)に問い直すことを通じて、
文化、コミュニケーション、ジェンダーセクシュアリティ
経済、産業、地域社会、都市、自然、動物と人間の関係性、
メディア、グローバル社会などの「社会のあり方」、
ひいては「自己と社会の関係性」を見つめ直していく学問です。