2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

コンタクト・ゾーンとしての大学。

大学の新しいかたちとして、 私が最近考えているのは、 コンタクト・ゾーンとしての大学 です。 ウニベルシタスの古いかたちのままではなく、 また“単なる”教育「産業」の一領域としてでもなく、 複数の文化が接触する領域、 すなわちコンタクト・ゾーンとし…

人間の条件について。

今日は基礎ゼミと4回生専門ゼミでした。 基礎ゼミでは学生さんの意見に触発されて、 新しい発見ができました。 人間であるということ、人間であることの条件、 それは人間がロボットやサイボーグや動物より 優れているとかそういうことではない。 逆である。…

卒論指導でした。

4回生ゼミの学生さんの 卒業論文について少しお話をしました。学生さんが自覚している以上に、 考えている卒業論文には 観光社会学における学問的意義があると お伝えしました。 とても良い論文になる可能性がありますから、 頑張って書いて下さい。 他の方…

君に届け、嵐の観光地。

観光社会学の調査研究で、 札幌の手稲に行きたいと思っています。 ここは、これから観光地として、 なかなか注目すべき場所になるのではないでしょうか? 『君に届け』の舞台となっている場所なのです。 主人公の二人が行くプラネタリウム サッポロスターラ…

クリフォード講演会。

雨降る中を国立民族学博物館で行われた、 ジェイムズ・クリフォードの講演会に行って来ました。 前日まで大学運営などで かなり疲れていたのですが、 講演会楽しみにしていたので、 ちょっと無理してでも行くことにしました。 いや〜、疲れていたけれど、 行…

CD買うかな?

最近、結構聴きたいと思っている曲は キマグレンの『リメンバー』です。 CD買うかな?

「液状化する社会」の観光。

講義ノートをつくっていると、 学生さんにどうやって分かりやすく 明確に伝えようかと考えるので、 自分がこれまでぼんやりとしか 意識していなかったことを あらためて言語化していき、 本当に勉強になります。 今日は関学の「観光社会学」で 講義ノートを…

新たに学んだこと。

「社会学」の講義ノートをつくっていて、 あらためて自分の問題意識を また明らかにできました。 マックス・ヴェーバーの行為論と フロイトの無意識論の接合だよな。 うん。 人は、愚かしくて、腹立たしくて、いやらしいけれど、 でも、それが、胸がしめつけ…

最近、夢で見るもの。

昨日もですが、母が亡くなった日のことを まだ夢に見て、起きてしまうときがあります。 最近、夢に見るのは、 母の最後の顔とかではなく、 亡くなった日のガラス窓の向こうに見える 夕闇ひろがり始めた街の景色とか、 そのガラス窓に映る、 末っ子の私を気づ…

すみません。知りませんでした。

え!? 民主党の樽床伸二さん、 高校の先輩だったんですか? (だからって何もないのですけれど) 今日送付されてきた 同窓会の会報で 初めて知りました。 すみません。 不勉強でした。 と言いながら、 樽床さんがご卒業された後に、 私が入学しているので、…

〈文化〉の自立=自律宣言のために。

最近、公立大学の意義について考えています。 公立大学の意義には、 授業料が安く就学機会を多くの人たちに広く提供する 大学が設置されている地域に知の成果を還元する 等々、いろいろありますが、 その中で私が忘れてはならないと思うのは、 大学は知=文…

忘れ物取りに行く。

し、しまったあああ。 大学に忘れ物してしまったあああ。 ということで、電車にのって 取りに行きました。 あれこれの仕事で忙しくて、 つい持って帰るべき資料を 置いてきてしまったことに 金曜日の夜に気づいたのでした。 最近、購入した本。沈黙するソシ…

久しぶりに血圧あがる。

ある場所の会合で、一人の方がされたご発言に、 けっこう怒ってしまいました。 この数年の大学生の就職状況の悪さは、 もちろん社会構造の要因もあるけれど、 まだ求人倍率が1倍以上であるということは、 職を選ばず、月10万円の給料でもよければ、 一人に一…

『経済学・哲学草稿』の新訳。

今日、関学からの帰りに、 購入した本です。 世直し教養論 (ちくま新書)作者: 原宏之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/06/09メディア: 新書 クリック: 68回この商品を含むブログ (11件) を見る 亜玖夢博士の経済入門 (文春文庫)作者: 橘玲出版社/メー…

よろしければ、ご一読下さい。

『Social Science Japan Journal』の Volume 13、Issue 1(May 2010)に、 『Japanese Tourism and Travel Culture』 edited by Sylvie Guichard-Anguis and Okpyo Moon London: Routledge, 2008 に関する私のブックレビューが 掲載されています。 よろしけ…

空を見ていたら。

研究したり、 講義をしたり、 ゼミをしたり、 大学運営したりする中で、 もっと、こうすることができたらと 思うことが最近、結構あります。 そうすることまで行かない自分に ちょっとイライラするときがあります。 なんでもっと優しくなれないのか? なんで…

「基盤なき社会」の中で。

民主党の鳩山総理が辞任とのニュースが流れました。 しかし、昨年度の日記にも書いていますが、 私はと言えば、そうなることに 昨年度の政権交代の時点からすでに それほど大きな違和感はありませんでした。 (予測はまったくできていません) しかし、そう…