2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

オリジナルなバイアスやスタイルをもった講義方法について。

サンデルの白熱講義、 一時、とても一部の人たちの間で 盛り上がっていましたが、 このときに非常に重要なポイントが 忘れられていたのではないでしょうか。 これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)作者: マイケルサンデル,Michae…

擬態した遊び。

最近、社会に「遊び」がないと思っていましたが、 実はそうではなく、 「社会に『遊び』がない」ように演出する このことを楽しむという、 「擬態した遊び」「ねじれた遊び」 (これを「遊び」とは言いたくはありませんが) が社会的に目立ち始めているのか…

相互の温度差をうまく利用しながら。

大学の立場と現場の立場は、 当然ながら違います。 しかし、その違いについて お互いが軽視したりするのではなく、 しっかりと敬意をもって、 相互の温度差をうまく利用しながら、 それをポジティブな方向に 向けていくことが大事ではないでしょうか。 どち…

学問が「役に立つ」ということについて。

学問が「役に立つ」というのは、 どういうことを指しているのか。 ひつこいようですが、もうちょっと立ち止まって、 よく考えるような社会的なコンテクストを 形成していくことがとても大事だと思うのです。 たとえば、すぐには「現場で役に立たない」と思わ…

先月行われた夢ナビライブ2012。

先月7月19日(木)に行われた 夢ナビライブ2012ですが、名古屋会場で 私が担当させて頂いた模擬講義は、 202名の受講者が来てくださいました。 ブースからあふれ立ち見になるくらいに、 たくさんの高校生の方が 関心を示してくださいました。 嬉しい限りです…

朝4時に起きて、東京へ日帰りの出張。

今日は朝4時に起きて、 東京へ日帰りの仕事でした。 疲れた...。 東京出張の移動中の新幹線で読んでいましたが、 私にはちょっと難しかったですが、 これはレヴィナス論として秀逸だと感じ入りました。 【現代思想の現在】レヴィナス ---壊れものとしての…

大学院時代の友人と飲み会。

今日は大学院時代の友人と 久しぶりに飲みました。 楽しい時間を過ごしました。

「主体性論の脱構築」としての「主体性の贈与」論。

「人が主体である」ということは、 「主体であることを他者に贈与すること」を意味する。 そんなことを英語の論文で書きました。 主体性論の否定ではなく、 主体性論の脱構築として、 主体性の贈与みたいなことを考えています。 分かりやすく言うと、 たとえ…

オープンキャンパスは大盛況でした。

今日は、奈良県立大学における、 オープンキャンパスでした。 250名弱の受験生、保護者の方々に お出で下さいました。 この数年の中で一番多かったのではないでしょうか? 急遽、追加の机を 教室に運び込まなければ ならないほどの盛況でした。 本当に嬉しい…

存在していること自体がオリジナルなのでは?

「自分がオリジナルな存在であることを 自分が確信できるようにすること」と 「他者に優しいこと」とは、 実は同じことであるのかもしれません。 他者に対して優しくない人、つまり 他者のオリジナリティに対する敬意、 これがない人は、どんなに権力や財力…

再帰的なメビウスの輪。

現代社会論で最近よく考えているのは、 私たち現代人は、様ざまな意味合いで、 「神」なるものを葬り去り、 マックス・ヴェーバー的な「脱魔術化された世界」を 生き始めたのですが、 そうした結果、再帰的なメビウスの輪の上を ただ、ただ、歩き続けることを…