学会へ行ってきました。

法政大学で開かれていた日本社会学会大会で、
発表してきました。


発表タイトルは、

「観光における『伝統の転位』」

です。



よさこい祭りを事例とした研究です。

諸先生方から大変、好意的に評価して頂きました。
有り難いことです。


多くの貴重なご質問も頂きました。


その中でも特に、よく考えなくてはならないご質問は、
1)伝統とは何か?
2)模倣、移植と、転位は、どう違うのか?
です(もちろん他のご質問もとても大切です)。


1)に関しては、「地域の人びとや観光者が「伝統」と解釈するものが「伝統」である」ことをもっと明確に打ち出し、彼らの聞き取りから、それを浮かび上がらせていく必要があることをきちんとお伝えするべきでした。

2)に関しては、「転位」というときには、地域のアイデンティティの表象が他者のアイデンティティの表象になっている現象を浮彫りにする際に用いることを明瞭にお伝えするべきでした。


このような質疑応答のやりとりの技を磨く。


これが今回得た、これからの私の課題です。
プロもうならせる質疑応答を
プロとして、
もっと意識的に学んでいこうと思っています。


学会や研究会は、
音楽にたとえるなら、
セッションみたいなものだと思います。


研究者同士の
セッション感覚の即興的やりとりが、
学会や研究会の楽しさにつながっています。



学会が終わってから、
東京の親元にも寄りましたが、
いつも行くたびに、
たくさん、おいしいものを食べさせてくれたりして、
とても喜んでくれます。


いつも、ありがとうね!!!