この曲に想いをのせて。

阪神・淡路大震災から12年です。



昨年度も日記で書いたと思いますが、
あのとき西宮の下宿に住んでいて、
下宿が半壊になりました。



その時に住んでいた家は無茶苦茶になり、
たくさんの荷物が落ちてきました。
よく生きていたなあと後でひざが震えました。
「あなたはまだまだこの世界にお返しをし足りていない」と
神様が生かして下さった気がしました。
だからこそ精一杯、生きて、この世界にお返しができたらと思います。



そして震災から2ヶ月後の3月21日に、
母校の関西学院大学のチャペルで結婚式を挙げました。
その時のこともよく覚えています。


瓦礫がいっぱい残り足下がとても悪い中を
多くの親戚や友人たちが駆けつけて下さいました。
まだまだ壁のひび割れの生々しいチャペルから出てきたときに踏み出した、
友人たちや親戚がつくってくれたライス・シャワーの道から、
私たち夫婦は歩き始めました。
この12年間には平凡な私たち夫婦にも、
たくさんの嬉しいこと、悲しいこと、辛いこと、悔しいこと、楽しいことが訪れました。
その道のりは、多くの人たちに支えられているものですが、
一つ一つ、様々なことを一緒に経験してきた奥さんは、
尊敬する「戦友」でもあります。



あのとき震災でまだまだ、たくさんの人たちが辛い思いをしているのに、
結婚式をするべきなのかと悩みましたが、
震災のあの時を二人の出発点にしたいと考え、
奥さんにもそう言い、
結婚式を挙行して良かったと今では思います。
もちろん、それは、たくさんの方々に支えられてはじめて、
できたことなのです。
それはずっと変わりません。



そうした感謝を忘れずに、
家族を大切にし、
これからも自分に与えられた仕事(calling:使命)に
一生懸命に取り組みたいと思います。



この曲にその想いをのせて。



しあわせ運べるように

しあわせ運べるように



あと個人的には、やはり、この曲もです。



TOMORROW

TOMORROW