書をもって地域へ行こう!

地域づくりに関わる、本学教員の中には、
ゼミで本など読むな、
本を読むより現場へ行けと
おっしゃる方がいらっしゃるようです。


私はその先生を面白い人だなと思って
いつも見ていますが、
その意見にはかなり反対です。


私としては、
本も読むし、
現場にも行く、
そしてすげえ遊ぶ、
でも勉強もする、
学生さんにはそうしてもらいたいと思います。


現場からであろうが、
本からであろうが、
とくに若い頃に吸収することは
とても大切です。


けっこう年齢が重なり、
仕事が忙しくなれば、
学生時代の
あのおそろしいくらいあったはずの時間が
なくなっています。
少しの隙間、隙間で吸収していかなくてはなりません。
そのときに若い頃に吸収していた分が、
威力を発揮します。
それを中心に、
新たなものが寄り集まってきます。


だからこそゼミの学生さんには、
たくさん現場へ行き、
たくさん本も読み、
たくさん遊びまくり、
たくさん勉強しまくり、
恋愛もいっぱいして、
失恋も経験して
ちゃんとそこから立ち直ることを覚え、
とにかくいろんなことを
しまくってほしいのです。


というわけで来年度3回生ゼミの
4回分の発表用図書は、
以下のようなものにしたいと思います。


コミュニケーション不全症候群 (ちくま文庫)

コミュニケーション不全症候群 (ちくま文庫)


ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)

ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)


合コンの社会学 (光文社新書)

合コンの社会学 (光文社新書)


動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)



これらを読み終わった後は、
観光地を調べに出かけたり、
またまた論文読んだりしようと思います。