「ならぶら」の試み。

右目、まだちょっと充血していますが、
だいぶ良くなりました。
よかった。



最近、Hor先生にお教え頂いて以来、
NHKの『ブラタモリ』という番組に注目しています。
ぶらぶら歩きすることで、
場所の新たなすがたを見いだしていくというのは、
とても面白い試みだと思います。





たぶんベンヤミンの「フラヌール(遊歩者)」にも通じるものだと思うのです。


パサージュ論 (岩波現代文庫)

パサージュ論 (岩波現代文庫)


その際、メディアも大きく関係します。
メディアが遊歩を誘うのです。


かつて専門ゼミで
奈良市をぶらぶら歩きながら、
写真というメディアを用いて、
新たなすがたを見てみようと試みたことがあります。
私が町家の風景をありがちに綺麗に撮ろうとしていたのに対して、
学生さんたちの写真は面白く、
町家の風景など撮らず、
そこらへんにいるノラ猫の写真やら、
変な置物の写真やら、
JR奈良駅裏の夜の寂しげな写真ばかり
撮っていました。


またこの企画を基礎ゼミで復活させてみようかな。


題して


「ならぶら」


です。