フィクショナル(虚構的)なフレーミングの実定化。
ある時代、ある社会的文脈のもとで
おのおのの社会的ポジションの多様な人びとが
別々のもの、別々の中身をそれぞれ
日本、日本人という
同一のフィクショナル(虚構的)なフレーミングをするにいたった、
社会的交渉のプロセスを見るとかなり面白いなあと、
最近、思います。
平城遷都1300年祭でもそれを思います。
日本
日本人
それは、フィクショナル(虚構的)なフレーミングです。
小熊さんのご研究も、そのことと関わるものではないでしょうか?
- 作者: 小熊英二
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「日本人」の境界―沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮 植民地支配から復帰運動まで
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しかし、そのことは、実は私としては問題ではないのです。
むしろ、そのフィクショナル(虚構的)なフレーミングが
あるものを選択し、別のものを排除しながら、
実定化されていく社会的交渉のプロセスが、
面白いです。
最近、購入した本。
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