人が戦うのは。

人は、大切な人や大切なこと、
愛する人や愛することを守るために戦うのであって、
争ったり、ケンカしたりするためでは決してありません。



その意味で戦いと、争いやケンカは、
おそろしくかけ離れたもので、
まったく違うものです。
争いやケンカを可能な限り回避して、
愛するものを守れるよう、
自己の知性や体力をつかうことが大切だと思います。



愛するもののための戦いに
「敵」などいないのではないでしょうか。
もし「敵」があるとすれば、誰においても、
それは自己の中にあるのではないでしょうか。
それは、他者に対する自分自身の残酷さであったり、
誰かより「上位」であろうと志向する
権力的な心性であったりするのでしょう。



そもそも愛するもののない戦いは、
無意味ではないでしょうか?