観光学を一つのディシプリンにする必要性。

観光学をディシプリン化していく必要はあると思います。
つまり大学で専門分野として教えるということだけではなく、
一つの特有の視点と方法を併せ持った、
「学」的な格率を有する分野として
観光学を確立していく必要があると思うのです。
観光学的視点・方法の規準
みたいなものを書くくらいの勢いがいります。



社会学的方法の規準 (岩波文庫 白 214-3)

社会学的方法の規準 (岩波文庫 白 214-3)



うーーーむ。
社会学の中でデュルケームが担ったように、
そうした役割は誰かが担わなければならないのだけれど、
大変な役割であることは確かです。




社会学の方法―その歴史と構造 (叢書・現代社会学)

社会学の方法―その歴史と構造 (叢書・現代社会学)



ディシプリン化するとすれば、
キーワードは「移動」「交流」でしょうか?


移動・交流をめぐる社会・文化的な次元、
歴史的な次元、経済的な次元、法制度的な次元、
そうした移動をささえる
産業的な次元や社会工学的な次元、
これらを問いながら、
ディシプリン化された視点と方法へ昇華していく。
社会の枠組を実定化しないで
「現代」の在り方そのものを問う視点や方法を確立する。

そんな学として、観光学をディシプリン化する。
こういったことを考えていく必要があると思います。



私は、畏れ多くて、
まだまだ、そこまで踏みこめません。