ひたすら採点

今日は、ひたすら採点です。
う〜。目が疲れる。


ただ採点・単位の認定は、講義をした者が学生さんと交わした、とてもとても大切な約束ですので、気合いをいれてやってます。



昨年度出版した『「観光のまなざし」の転回−越境する観光学』(春風社)が一年で1000部突破したというお電話を、昨日、出版社の方から頂きました。

ありがたいことです。
感謝しなくては。

また増刷するか、改訂版をだすか、考えておいて下さいとのことでした。


これって、本当に良い本なのです(自分で言うのも何なのだが)。

他の執筆者の方や出版社の方にご協力頂いた賜物だと思います。
もちろん読者の方々には一番、感謝です。



「観光のまなざし」の転回―越境する観光学

「観光のまなざし」の転回―越境する観光学




あと最近、前期中に書いた短い文章(800字程度のものです)が、『出版ニュース』に掲載されました。宜しければ、ご覧ください。


観光社会学を広める(desseminate)ためのものです。


最近思うのですが、
私の世代(あるいは少し上の世代)の
役割の一つ(あくまで一つです。広める他にも、やりたいことはたくさんあります。教育でも研究でも)に、
観光社会学をきちんと広げ、根づかせていくということがあると思うのです。



しかし、それは、単に学界に向けてだけではありません。


もちろん研究者ですから、そうした世界もとても大切にすべきですが、
それだけではなくて、もっと広い、観光社会学を議論してもらえる可能性をもつすべての人たち・世界に向けて広げ、根づかせていくことが大事ではないかと思うのです。



近頃、そんなことも考え始めています。




最近、購入した本。


町村敬・吉見俊哉編著『市民参加型社会とは−愛知万博計画過程と公共圏の再創造』(有斐閣
桜井哲夫フーコー−知と権力』(講談社
内田隆三『探偵小説の社会学』(岩波書店
太田省一編著『分析・現代社会−制度/身体/物語』(八千代出版