起源という神話。

最近、購入した本。

遠藤薫『電子社会論』(実教出版


電子社会論―電子的想像力のリアリティと社会変容

電子社会論―電子的想像力のリアリティと社会変容



澤田秀雄H.I.S.−机二つ、電話一本からの冒険』(日経ビジネス文庫)



これは、旅行代理店H.I.S.の創業者が書いた、
H.I.S.を起業する際のお話しです。
この話自体も面白いと思います。


しかし観光社会学からの興味は、
企業がみずからの起源を語る際には、
ある種の物語化がなされるということにあります。


それぞれのエピソードは、もちろん
本当にあったことなのだと思うのですが、
そのエピソードを意味づけ、
一定の順番で語るときには、
物語化という意味での神話化が行われる。


したがって、起源とは神話なのです。


ホンダも、
松下も、
ダイエーも、
起源という神話を創りだしているのではないでしょうか?


では、それはなぜ創りだされるのでしょう?


それは・・・
私のこれからの論文をお読みください。
という宣伝でした(ウソですよ。そんなことはありませんよ)。