昨日の「現代文化論」。

昨日の「現代文化論」は、
「ポピューラー・ミュージック」がテーマです。



講義室にKISSの『デトロイト・ロック・シティ』が
響きわたりましたね。みなさん!



ロックからレゲエ、ヒップホップを俎上にのせて、
検討したのは、
ブルデューの「文化資本」概念と、
ギルロイの「ブラック・アトランティック」のアイデアです。



ブルデューの理論については、


差異と欲望―ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む

差異と欲望―ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む


も参照して下さい。
コンパクトかつ分かりやすく、
まとまっていると思います。



ギルロイのアイデアについては、やはり、


ブラック・アトランティック―近代性と二重意識

ブラック・アトランティック―近代性と二重意識


There Ain't No Black in the Union Jack (Routledge Classics)

There Ain't No Black in the Union Jack (Routledge Classics)


を読むのが良いかなと思いますが、
それは大変という方は、



に収められている
ギルロイ自身の論文
「どこから来たかじゃねえんだよ、どこにいるかなんだ」
および
毛利嘉孝さんの論文
「暴力と音楽−ポール・ギルロイの音楽論」
を読んでみて下さい。



あとヒップホップについても、
この雑誌に収められている、


トリシア・ローズ
「手に負えないスタイル−ヒップホップにおける政治、スタイル、脱工業都市


Black Noise: Rap Music and Black Culture in Contemporary America (Music/Culture)

Black Noise: Rap Music and Black Culture in Contemporary America (Music/Culture)


は参考になります。



もちろん、


ヒップホップ・アメリカ

ヒップホップ・アメリカ


もはずせません。



あとレゲエについては、


レゲエ・トレイン―ディアスポラの響き

レゲエ・トレイン―ディアスポラの響き



も参考になります。
後者は、「人文諸科学による観光へ接近」の研究会で、
ご一緒させて頂いている、
岩田晋典さんもご執筆されておられます。