虚構にくるまれた生々しい暴力。

朝から夕方まで
関学に行っていました。


帰りの本屋さんで
手に入れた本。


不可能性の時代 (岩波新書)

不可能性の時代 (岩波新書)




まだ読んでいる途中ですが、
二冊ともかなり面白そうです。
大澤さんの主張する、


私たちは虚構の時代の果てに生きている


というテーゼは、
10年くらい前は
あまり腑に落ちませんでしたが、
少し前から腑に落ちるようになってきました。



生々しい暴力と虚構とが
奇妙にもぴったりと符合している
そうした時代に私たちが生きているように思います。


日本は平和で
暴力のない国なのではありません。
暴力が虚構にくるまれながら
生々しい形で露出する
そうした反転が日本で起きていることが
かなり大きな問題のような気がします。