20年ぶりの再会。

小中学時代の友人、Iさんに
梅田でお会いしました。



午後6時に梅田紀伊国屋
スクリーン(ビッグマン)前で待ち合わせしました。
たくさんの人たちが待ち合わせしているし、
20年以上会っていないし、
分かるかなあと思っていたのですが、
不思議なことにすぐに分かりました。



お互いにおじさんになっているのに、
すぐに分かるのは不思議なことです。



お、おおお〜っ!!!



と言い合いました。
そこから4時間、時間があっという間に過ぎました。
何だ、もうこんな時間か。
そんな感じでした。



小中学校時代の思い出、
これまでのこと、
これからの人生、
お店でいろいろなことを話しました。


彼は当時の私のこともよく話してくれました。
当時、ロック音楽が好きだったこと、
推理小説が好きだったこと、
(何だ!今と同じか!)



彼は小中学校時代のことを
本当によく憶えていて、
私が忘れてしまっていた私自身のことまで、
教えてくれました。



プレゼンの練習みたいな感じで
小学校時代、好きなことを調べてきて、
それを3分間にまとめて話すという、
「3分間スピーチ」というものがあったのですが、
そこで私はミケランジェロアルチュール・ランボーについて、
話したそうです。
その上で、
「人が思いもしなかったような形で世界に表現をあたえる人を、
私たちは天才と呼びます」と
結論づけたそうです。
彼はそれを聞いて、
小学生なのに大人びたやつだなあと
悔しかったそうです。
しかし本人は完璧に忘れているので、
実はそれほど深く考えて発表したわけではないのでしょう。
だって、その結論、
いま難しすぎてよく分かりませんから。



それを奥さんに帰ってきて話したら、


他の人に感心してもらえること言っているのに、
本人はそんなに深く考えている訳じゃなく、
すぐに忘れちゃうなんて、
今と変わらないねえ。


と、ため息ついて言われました。
よけいなお世話だ。



彼は最初の赴任先の札幌が
とても気に入ったらしく、
そこでご自宅も建てられて、
もうすぐ札幌へ引っ越されるらしいです。
そこで、引退後、子どもたちに
英語を丁寧に教えてあげられるような塾を
開きたいと言っていました。



自分は引退後、何をするのか、
ほとんど考えていなかったので、
すげえ考えているなあと感心しました。
会ってから、最近、そのことについても、
少しだけ考えるようになりました。



また、数年後、会うことを約束して、
「じゃあ、また」と手を振って分かれました。
お互い元気で、
また会おうな。