大学教員、毎日の仕事。

一人の2回生の学生さんに
「先生は授業以外では何をしているのですか?」と
聞かれました。


よく聞かれる質問ですが、
「何しているのかな?」と思うのも
うなずける仕事ですので、
この機会に。



まず私の場合は平均すると
奈良県立大学とそれ以外の非常勤の授業が
一日に2コマ程度あります。
これだけですでに3時間です。



そして講義ノートや講義資料を
1コマ分、準備するのに平均1.5時間程度かかります
(新しい科目を立ち上げようとすると、
1コマで3倍の4.5時間くらいはかかります)。
必ず最後に講義のイメージングをしてから、
講義室に向かいますから、
その分も含めて一日2コマとすると
3時間くらいです。


さらに教務関係の資料づくりやら、
仕事関係のメールをやりとりしたり、
こうした仕事に毎日平均、2時間程度費やしています。


また私は一箇所に
じっといるタイプではなく、
あっちこっち地域づくりの会議やら
非常勤などに飛び跳ねるタイプですので、
大学から目的地、
目的地から大学へ
移動の時間に平均すると
奈良県立大学への出勤時間以外で
往復1.5時間くらい毎日費やしています。


他に毎日ではないですが、
会議では2〜3時間は費やします。
先生方は私も含めて
よくしゃべるので、
長いときには、4〜5時間の会議もあります
(自戒をこめて)。
今年一番遅くまでした会議は、
終了したのが午後11時半です。
(どうやって帰るねん!)


これらをこなしたうえに、
本・論文・資料を読んだり、
原稿を書いたり等を含め
自分の研究のために、
毎日机やパソコンの前に2時間程度は向かいますので、
そうすると10時間から12時間労働を
していることになります。


ここにはもちろん
食事の時間や
休憩の時間が
入っていません。


また土日は研究会やら学会などで、
結構なくなってしまいます。
今月、土日が両方とも休みだった週は
一度だけです。
それでなくても、ウィークデイにできない仕事分を
休みの日に調整しますので、
日曜日にずっと休んでいることは
ほぼありません。
何かの仕事を数時間はしています。


私が結婚したばかりの頃、
私の母親は奥さんに
「こんな仕事ばかりの人が夫で、
よく辛抱してくれて。
私なら絶対にいや!」
と奥さんの手をとって言いました
(これこれ、私の立つ瀬は?)。



大学の教員も結構忙しい!
ここのところ朝7時起床、
夜1時頃に就寝です。
夜寝る前に
好きな推理小説歴史小説
読むのですが、
最近は数行読む内に
眠ってしまいます。