第一回目「地域データの分析活用講座」。

今日は、奈良県立大学研究・広報委員会と
NPO法人電子自治体アドバイザークラブが共催する
ワークショップ「地域データの分析活用講座」の第一回目です。



最初の挨拶を本学の伊藤学長補佐(図書館長)にお願いした後、
力不足ながら私が座長として基調講演をさせて頂きました。
エビデンス・ベーストな地域づくり」の大切さを強調しつつ、
しかし、「エビデンス」がそれぞれの利害関心(interests:ヴェーバー)に
深く規定されざるを得ないことを述べさせて頂きました。
そのうえで「エビデンス・ベーストな地域づくり」とは、
データに裏打ちされた「正しい」地域づくりではなく、
自らの利害関心(interests)を自覚し、
自らの判断根拠をきちんと提示する、
ヴェーバー的な意味での「科学的な」
地域づくりであると結論づけました。



その後、本学の麻生先生と
奈良県総務部統計課企画分析係の方にご講演頂きました。
特に麻生先生は私の話にうまく接続して下さり、
統計データを表面的に見るだけではなく、
その裏の意味をしっかり見る大切さを力説して頂き、
観光データの整備についてお話下さいました。
ありがとうございました。


50名以上の方においで頂き、
とても有意義なものになりました。
おいで下さった多くの方々も本当にありがとうございました。
懇親会も楽しいものでした。
できれば次回もぜひおいで下さい。



次回は以下の通りです。


第2回

■日時:平成21年6月20日(土)13:00〜17:00  会場:奈良県立大学

■講演1:「経営をめぐるデータ分析」(奈良県立大学  地域創造学部 准教授 石川敬之氏)

【概要】

客観的なデータの存在は企業組織をマネジメントしていく上でも重要な判断基準となります。特に、経営戦略の策定や組織管理のあり方を考えるうえでは大きな影響を与えます。したがって、現代経営学の分野では、いかにして意味のあるデータを収集、分析し、それを実践に活かしていくのか積極的な議論が展開されています。本セミナーでは、そうした議論を紹介しつつ、またマネジメント現場における具体的なデータ利用の事例も取り上げながら、データに向き合う事の意味、つまりデータ分析の本質について考えていきたいと思います。

■講演2:「企業のマーケティング活動事例」(佐藤裕氏)

【概要】

  企業に於いて、マーケティング活動がどのように行われるか、具体的な営業政策、商品政策の事例を挙げ企画立案、推進方法などを学ぶ。またそのバックボーンとなる「お客様志向のCS経営」についても、事例を挙げて学ぶ。


たまたま遊びにきていた、
遠藤ゼミの卒業生たちにも会えて、
とても嬉しかったです。
今日はバタバタしていたけれど、
また、ゆっくり話しに来てね。