つねに歴史化せよ！

現代文化論の講義におけるスタンスは、

つねに歴史化せよ！

というジェイムソンの言葉に要約されます。
文化と社会のかかわりを問い、
文化に見られる「政治的無意識」を
明るみだすこと、これが
現代文化論のスタンスです。

政治的無意識―社会的象徴行為としての物語

Fredric Jameson (Routledge Critical Thinkers)

構造主義、物語論、文化資本論、
オリエンタリズム論、文化産業論、価値形態論、脱構築など
そのための視点や考え方を学生さんに学んで頂きながら、
でも、そうした視点や考え方ではおさまりきれない
自分の問題意識を考えて頂く。
そうすると視点や理論や考え方が、
最初は道具（ツール）であっても、
いつしか単なる道具（ツール）ではなくなり、
視点や理論や考え方を超えようとすることで、
逆にそれらが、みずからの思考と一体となり、
みずからの思考に新たな息吹が与えられていることを
体感できるはずなのです。
こんなことを目指してやってます。

最近、購入した本。

ピエール・ブルデュー―1930‐2002

社会学にできること (ちくまプリマー新書)

新書498闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書)

世界カワイイ革命 (PHP新書)