内閣府の世論調査結果。

内閣府大臣官房政府広報室が実施した
男女共同参画社会に関する世論調査
新聞などで話題になっていました。

 結婚,家庭等について,あなたの御意見をお伺いします。(1)から(4)までについて,この中から1つお答えください。


(1)結婚は個人の自由であるから,結婚してもしなくてもどちらでもよい
(48.0) (ア) 賛成
(22.0) (イ) どちらかといえば賛成
(16.9) (ウ) どちらかといえば反対
(11.1) (エ) 反対
(2.0) わからない


(2)夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである
(10.6) (ア) 賛成
(30.7) (イ) どちらかといえば賛成
(31.3) (ウ) どちらかといえば反対
(23.8) (エ) 反対
(3.6) わからない


(3)結婚しても必ずしも子どもをもつ必要はない
(22.5) (ア) 賛成
(20.3) (イ) どちらかといえば賛成
(30.1) (ウ) どちらかといえば反対
(22.8) (エ) 反対
(4.3) わからない


(4)結婚しても相手に満足できないときは離婚すればよい
(21.9) (ア) 賛成
(28.2) (イ) どちらかといえば賛成
(29.3) (ウ) どちらかといえば反対
(15.5) (エ) 反対
(5.1) わからない


「子どもをもつ必要はない」という意見に
「賛成」「どちらかといえば賛成」合わせると、
40%を越えるということに対して、
これで日本社会は大丈夫かみたいな意見を
メディア上で聞きましたが、
あの・・・



「結婚しても必ずしも子どもをもつ必要はないという意見に賛成か反対か」という質問と
「あなた自身が子どもをもちたいと思いますか」という質問は違うのですけれど・・・。
私なら、子どもをもちたいと心から願っているけれど、
もちたくないという人がいても別にいいやんと思いますよ。


そのあたりをまずは区別するべきでしょう。
それに、調査票で人びとは、そこに○(マル印)をつけたのであって、
実際にそう思っているかどうかは、また別の問題でしょう。


さらに言うと、それに、子どもをもたなくても別に良いじゃないのでしょうか?


結婚したい人、したくない人、
子どもをもちたい人、もたない人、そういうのが
自分で選ぶことのできる部分が
しっかりと確保されている社会こそが
大切なのではないでしょうか。
そういう社会にこそなってもらいたいと思いますけれど。


そして、「もちたい」人が、現実的・具体的に
子育てにおいて、子どもを「もてる」社会へ、
もちたくない人、なかなか恵まれない人が、
そういうことで辛い目にあわない社会へと
していくことこそが大事なのではないでしょうか?


そんなことだったら、
自分たちの老後はどうするのかだって?


知らねえよ。
自分たち大人が、何とかそんなこたあ
考えれば良いのであって、
子どもはそんなために必要なんじゃないでしょう。



その子のことをどうしても望むからこそ
子どもをもつのでしょう。


子どもを愛したいからもつ
子どもを望むからもつ
のであって、
老後の面倒をみてもらうからもつ
子ども手当もらえるからもつ
じゃないでしょう。