『経済学・哲学草稿』の新訳。

今日、関学からの帰りに、
購入した本です。


世直し教養論 (ちくま新書)

世直し教養論 (ちくま新書)


亜玖夢博士の経済入門 (文春文庫)

亜玖夢博士の経済入門 (文春文庫)


経済学・哲学草稿 (光文社古典新訳文庫)

経済学・哲学草稿 (光文社古典新訳文庫)



マルクス『経済学・哲学草稿』は新訳です。
しかし岩波文庫から出ている、
田中吉六さんの訳は素晴らしい訳で、
すごい好きでしたので、こちらも、
絶版になったりすることがないように
して頂きたいものです。


経済学・哲学草稿 (岩波文庫 白 124-2)

経済学・哲学草稿 (岩波文庫 白 124-2)


田中吉六さんについては、
私は学部時代に結構はまって、
読み耽った時期がありました。
懐かしいです。


わが哲学論争史―労働と思索 (1981年) (人間選書〈50〉)

わが哲学論争史―労働と思索 (1981年) (人間選書〈50〉)


主体的唯物論への途 (1968年)

主体的唯物論への途 (1968年)


史的唯物論の成立 (こぶし文庫)

史的唯物論の成立 (こぶし文庫)


受苦=情熱としての労働、
う〜む、議論が熱いよな。
暑苦しいくらいです。
だから格好いいと思ったりしてました。
今でもわりと好きです。
でもアレントをめぐる現在の議論、
けっこう先取りしていたりするんじゃないの?
と思ったりします。


原さんの『世直し教養論』は、
わりと同世代に属するということもあるのか、
読んでいて気持ちは分かります。
気持ちは分かるのだけれど、
うーん、もうちょっと
軽くいこうよと思います。


議論の問題点はともかく、
議論の展開の仕方などで、
40代超えると、わりと偏屈おやじっぽい議論をする人が
いるのだけれど、偏屈になることができるほど、
40代なんて、そんなに大したこと、
まだしてないんだから。


40代、50代なんて、まだまだ未完成で、
まだまだ道半ばですよ。
毎日そう思います。
だから、これから自分の思想やアイデア
どんどん変わっていくと思います。
いやむしろ、
学部の学生さんや大学院生の人たちと
対等であるべきところで
同じ目線で真剣に話す中で、
フットワーク軽く、しなやかに「生成変化」していかないと。


千のプラトー―資本主義と分裂症

千のプラトー―資本主義と分裂症