過剰なる人間。

ホイジンガ、カイヨワの面白いところは、
人間が遊ぶということを
過剰さという点から考察している点ではないだろうか。


エネルギーが過剰である人間は、
その本来の過剰さゆえに遊ぶのである。
ということは、
人間は最初から「つねに/すでに」
壊れちゃっているということではないか。


壊れちゃっていることを
そうじゃないように見せることで
社会システムを維持しようとする幻想に対して、
とことん遊びまくることで、
その外部性を生成=露呈させること。
これがもとめられているのではないでしょうか。



ホイジンガルネッサンス
カイヨワ・ルネッサンス
真剣に考えないといけないかもしれません。
さらに言うと、
バタイユ=カイヨワのラインを
もっと深くたどる必要があるかもしれません。


遊びと人間 (講談社学術文庫)

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聖なるものの社会学 (ちくま学芸文庫)

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聖なる陰謀―アセファル資料集 (ちくま学芸文庫)

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