関学で講義。

今日は関学文学部で、
「地理学地域文化学特論」
という授業です。


事例として、20世紀初頭から1940年代の奈良、
その後、1950年代、60年代の奈良を取り上げながら講義をして、
その次の週には、1970年の大阪万博を経て、
1980年代に地方博として「なら・シルクロード博」が
どのような社会的位置づけとして考え得るのかを考察しました。


それをふまえて、今週は、
1990年代の奈良の地域アイデンティティの問題を考察しました。


やはり講義で話すと、学生さんの反応があって、
対話的になるので、頭がクリアになって、
むちゃくちゃ面白いです。
結局、奈良観光を事例にしながら、
近代から現代にいたる日本社会文化論や
メディア文化論を展開していることに気づきました。
そういう意味では、かなり、でかいことをしようとしています。


私たちがどこから来て
どこへ行こうとしているのか。
その位相を問おうとしています。



次回は2010年の
平城遷都1300年祭について
講義する予定です。




関学の帰りに西宮北口
ジュンク堂書店
久しぶりに寄りました。


拙著が「社会学」のコーナーにないなあと
がっかりしていたら、
「哲学」の「カルチュラル・スタディーズ」の
コーナーに置かれていました。





そうか。
こっちなのか...。



現代文化論: 社会理論で読み解くポップカルチャー

現代文化論: 社会理論で読み解くポップカルチャー




そして今日、購入した本です。



バフチン (平凡社新書)

バフチン (平凡社新書)



桑野先生のバフチンの新書じゃねえか!
と見つけた時点で、即、購入です。
迷ったり、考えたりする時間、ゼロ秒です。
電車の中ですでに半分以上、
読了してしまいました。