関学で講義。
今日は関学文学部で、
「地理学地域文化学特論」
という授業です。
事例として、20世紀初頭から1940年代の奈良、
その後、1950年代、60年代の奈良を取り上げながら講義をして、
その次の週には、1970年の大阪万博を経て、
1980年代に地方博として「なら・シルクロード博」が
どのような社会的位置づけとして考え得るのかを考察しました。
それをふまえて、今週は、
1990年代の奈良の地域アイデンティティの問題を考察しました。
やはり講義で話すと、学生さんの反応があって、
対話的になるので、頭がクリアになって、
むちゃくちゃ面白いです。
結局、奈良観光を事例にしながら、
近代から現代にいたる日本社会文化論や
メディア文化論を展開していることに気づきました。
そういう意味では、かなり、でかいことをしようとしています。
私たちがどこから来て
どこへ行こうとしているのか。
その位相を問おうとしています。
次回は2010年の
平城遷都1300年祭について
講義する予定です。
関学の帰りに西宮北口の
ジュンク堂書店に
久しぶりに寄りました。
拙著が「社会学」のコーナーにないなあと
がっかりしていたら、
「哲学」の「カルチュラル・スタディーズ」の
コーナーに置かれていました。
そうか。
こっちなのか...。
- 作者: 遠藤 英樹
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2011/08/10
- メディア: 単行本
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そして今日、購入した本です。
- 作者: 桑野隆
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2011/12/16
- メディア: 新書
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桑野先生のバフチンの新書じゃねえか!
と見つけた時点で、即、購入です。
迷ったり、考えたりする時間、ゼロ秒です。
電車の中ですでに半分以上、
読了してしまいました。