皆さんのことを映す「鏡」でいられたらと切に思います。
今日は奈良県立大学の卒業式でした。
学生のみなさん。
ご卒業、本当におめでとうございます。
これから、皆さんは、それぞれの道を歩まれます。
皆さんがそれぞれの道を歩まれている、
その暮らしの中で、自分がどんな道を進もうとしているのか。
自分はどんな人間になりたいと思っていたのか。
あの頃に思っていた自分になれているのか。
そんな風に、ふと
ご自分のすがたを映し出したくなったら、
どうか大学にいつでも遊びに来てください。
大学は、そのときの皆さんが立っている場所が
どこにあるのかを知るための基準点、ベースラインで
あり続けたいと思います。
その意味で、皆さんのことを映す「鏡」「ミラー」でいられたらと切に思います。
皆さん。
これからの人生が、幸せに満ちた、素晴らしいものになりますように。
その祈りをこめて、もう一度言わせてもらいます。
「ご卒業、本当におめでとう」。