大学の意味を再考する。

ハリーポッター』には、
グリフィンドール、
スリザリン、
ハッフルパフ、
レイブンクロー
という寮が出てきますが、
これは、よく知られているように
パブリック・スクールにおけるカレッジに
相当するものです。



パブリック・スクールにおけるカレッジ(college)の語源は、
これもよく知られているように、
「仲間(colleague)」です。



ともに学び、ともに研鑽し、ともに専門を究め、
ともに考え、ともに笑い、ともに泣く仲間という意味で、
教員もその仲間の一人です​。



そういえば、universityの語源である、
ウニベルシタス(universitas)もまた、
「同じ(uni)向きを向いている(versus)」共同体
ということから来ているので、
大学ももう一度、
原点に戻って考えても良いのかもしれません。



未来のかたちは、人それぞれでも、
ともに未来をむいて、専門をしっかり学びながら、
足跡を一人分だけ残してではなく、
仲間たちと足跡を重ね合い歩く。
そうした場所の意味を、
大学でもう一度考えることが大事なのかもしれません。