「子どもたち」って...。

友人もつぶやいていましたが、
学生さんたちを「子どもたち」と呼んでいるのを聞くと、
結構、脱力します。


そういう人ほど、
「そもそも大学教育は・・・」と
仰っている方が多いのですが、
学生を「子どもたち」と呼んでいる時点で、
「ああ、この人は大学教育について、
すげえ根本的なところで分かってはらへんねんな」と思います。



だって大学で「生徒」と言わずに
「学生」と言っているのは、
その人をあるところで、
教員とともに学ぶ「大人」として接する
ということではないのでしょうか?



学生(students)という言葉には、
「熱意をもって主体的に学問を究める人たち」
みたいなところが語源としては含まれています。


もちろん若いので、未熟なところもあるのかもしれません
(というか、私を含めすべての人間は
生きている限りずっと未熟ですし、
そうした自らの未熟性を
意識しなくなった時点で終わりだと
個人的には思っています)。


しかし、その人を、自分でものごとを考察し、
主体的に判断できる「大人」として接し、
一人格として敬意をはらうというのが、
大学教育の基本で、それを「子ども」扱いたあ、
笑わせるみたいなところがあります。