高速道路の発砲事件について。

昨日のニュースで、
高速道路の発砲事件について。



なまなましい暴力が多い。
「他者」を消し去ろうという、
あまり理知的でない暴力。


そういう意味で、かなり「ヤンキー化した社会」だ。
(でもヤンキーにも本当は理性的な人や
「他者」に優しい人もいるけれど...。)



この「ヤンキー化した社会」では、
「他者」が抽象化されてしまっている。
高速道路で他のクルマに
銃を向けるなんていう行為はすでに
「他者」が「自分」の中でだけで自己完結してしまっている証拠だ。


でも「自分」の中でだけで自己完結する「他者」なんて、
他者の残像ですらないだろう。


もっと、もっと「リアルな」他者を
感じとれる社会が今必要なのでは?


ざらっとした感触、ふわっと暖かい感触、
そんな感触をもった「他者」と
愛したり、
相手からも愛されたり、
ケンカしたり、
喜び合ったり、
悲しみ合ったり。
そんな体験が社会にもっと、もっと必要なのだろう。


決して自己完結しない「リアルな他者」を
もっと感じとれる社会が今、必要なんだろう。
きっと。