高校時代の友人との忘年会。

学生さんを鍛えるという意味は、
学生さんに学問の楽しさを感じてもらうように工夫する
という意味だと思うのです。



楽しくないのに、
学問をするなんて、
違うと思うのですよ。



その楽しさには、もちろん、
今の自分のレベルを超えていく楽しさもあります。



ほぇぇぇ、こいつはすげえや!!!



というものに出会ったときの
ワクワク感こそが、
一番、大学の学問で大切なのではないでしょうか?



ドラゴンボールの悟空のように、
「ほぇぇぇ、こいつはすげえや!!!」と
思うからこそ、
「ようしっ!!!」と
それに関連する学問をするために、
英語を学んだり、フランス語を学んだり、
フィールドでしんどい作業をすることもあったり、
統計学を学んだりと
いろいろなことができるのではないでしょうか?



楽しさがパワーアップする秘訣だ



そう思うのです。




その会議のあと、天王寺
高校時代の友人たちTとKと
忘年会に行ってきました。
彼らと飲むのは、
10年ぶりくらいです。



彼らとは悪友で、けっこう、しようもないこともしました。
修学旅行は最悪でした。
私のクラスはバスガイドさんの話を
お聞きするどころではありませんでした。
「お〜、かわいいな」
とみんなで言っていたので、
私たちはできるだけバスガイドさんの話を
お聞きしたかったのですが、
もう、へとへと状態でした。



一度、昨日飲んだ相手の一人と
高校のクラブで仲が悪くなったときに、
読みかけの文庫本(忘れもしない、『竜馬がゆく』です)を
ストーブに入れられ焼かれて、
ケンカになったこともあります。
クラブの他のメンバーがとめに入りました。



う〜む、男子校だったので、
かなり殺伐としとるなあ...



もう一人の相手とは
お互いにストレス解消と称して、
数メートルだけ離れて、
野球ボールを思い切り投げ合い、
お互いが必死で受けるというゲームをして、
引き分けたことがあります。



かなりアホです。



しかし、よく、あの悪環境から研究者が出たもんやな



とそいつに言われましたが、
恐ろしいことにならないようにだけは、
お互いが自分たちの行動を
ちゃんと制御していたように思います。
そいつは、私に英語の読み方を
大学受験を控えて尋ねたらしいのですが、
そいつが今でも覚えている(自分ではまったく覚えていませんが)
私の答えは、たった一言、



英語読んでりゃ、分かる



というものだったそうです。
なんてひどい答えなんだと、聞いた時に自分で思いました。
英語の読み方が分からないと言っている人に
英語読んでりゃ分かるって...。
ただ、そいつも変なやつで、
「あのときのおまえの答えで、
よく英語が分かるようになった」
と言っていました。
(たぶん、私は相手が好きな彼女でもなかったので、
答えるのが面倒だっただけだと思うのです)




やはり
教育は奥が深い
会議で言っていた私の発言で
少し考え直すべき部分も見つかり、
また自分がヴァージョンアップできそうな気配に
ワクワクしています。



まあ、そうしたやつらとの飲み会でしたが、
今はみんな、家族をはじめ、
守るべきものも増え、
顔つきもとても穏やかになっています。
最近の健康はどうだ?とか、
思い出話等に楽しく時間を過ごし、
気がついたら12時でした。



また飲みに行きたいものです。
ただ、きちんとした約束はしないで、



じゃあな。
ほいよ。



と高校の下校時のように
ふつうに別れました。