行政のロジックを前面に出して語るだけではなく。

大学、とくに公立大学なら、
それもまた行政組織の一つであることは確かです。
だから行政としてのお考えも大切でしょう。
そんなことにとやかく言いません。


しかし大学を行政組織の中の「単なる一つ」として、
行政のロジックを前面に出して語るだけではなく、
むしろ「高等教育の理念」「研究の理念」を実現するために、
行政からは、どのようなサポートが可能なのか、
こういうスタンスでしっかり
ご発言も頂けたらと思うことがあります。
そうでないと、大学が大学であることの大切な何かを
失わせることにつながり、
結局は行政としても損失だと思うのです。


そのためには、もっと大学に興味・関心をもって、
大学のことを知って頂きたいと思いますし、
大学が少しでも関わる部署の方々は
「お仕事としても」知るべきでしょう。



そんな考え方は、はたして
青くさい(幼稚)でしょうか。


たとえ、そうでも、
大学が高等教育機関、研究機関である以上は、
その考え方は大切だと思いますよ。
とくに私は教育者、研究者である大学人ですので、
その考え方から撤退したら終わりだと思っています。
そいつを「青くさい(幼稚)」と言われるなら、
ゲバラの例の決めぜりふのごとく、
何千回でも「そのとおりだ」と答えましょう。


もしわれわれが空想家のようだといわれるのならば、
救いがたい理想主義者だといわれるのならば、
できもしないことを考えているといわれるのならば、
何千回でも答えよう。
「そのとおりだ」と。
『元気が出るゲバラ語録』p.150

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