奈良県立大学がカリキュラムで目指すこと。

奈良県立大学がカリキュラムにおいて目指すことは、
教務委員長として下のようなことを考えています。
これを目指して、いろいろと着手しています。
「地域現場実習」というフィールドワーク科目もその一つです。


1.地域創造学の3つの支柱
1)文化・社会
2)産業
3)政策
これら3つを支柱にした地域創造学を展開する。


2.ローカル&グローバル
3つの支柱に「国際」を加えることで、ローカルかつグローバルに思考できる人材の育成
同時に奈良に特化した地域教育も充実させる。


3.地域と観光の相互乗り入れ
新しい地域像、新しい観光像
地域と観光を融合させることで、これらを創造できる人材を育成する。


4.フィールドワークの重視
地域現場実習をはじめフィールドワーク科目を重視しながら、自らの視点、自らの体験から地域を考えることのできる、理論とフィールドのバランスのとれた人材を育成する。


5.「独立自尊の精神」の涵養
人の意見は柔軟に受け入れつつも、自らの最も大切にする価値観は揺るがない、現代社会において最も希求される「独立自尊の精神」(福沢諭吉)を有する人材を育成する。
「一般教養」ではなく「リベラルアーツ」を志向するカリキュラム。


6.あたたかみのある少人数教育
教員と学生の距離が近い、あたたかみのある徹底した少人数教育により、全人的教育を志向する。


この日の日記も参考にして下さい。


多くの大学をめぐる状況で思うこと。 - 遠藤英樹の日記




関学からの帰りに購入した本。



〈学問〉の取扱説明書

〈学問〉の取扱説明書


現代哲学の名著―20世紀の20冊 (中公新書)

現代哲学の名著―20世紀の20冊 (中公新書)




そして、さらに最近、購入した本。


越境の古代史―倭と日本をめぐるアジアンネットワーク (ちくま新書)

越境の古代史―倭と日本をめぐるアジアンネットワーク (ちくま新書)


ル・オタク フランスおたく物語 (講談社文庫)

ル・オタク フランスおたく物語 (講談社文庫)




『越境の古代史』は、アジアの国際交流ネットワークの中で、
奈良時代をとらえなおしていくために購入しました。


『ル・オタク』は、BD(バンド・デシネ)と言われる、
フランスのマンガのあり方や、そのファン層を考えたかったので、
購入しました。