教務委員長として最後の日。

4月以降の授業担当者、シラバス、時間割も確定させ、
単位互換や成績疑義についても日程を決定し、
最後に基礎ゼミ関係の資料を昨日のうちに作成し、
今日大学に届けてきました。


これで教務委員長としての職務をまっとうしました。


勝利の踊り


とまではいきませんが、
カリキュラム改革もやりとげることができましたし、
私としては合格点を自分にあげたいと思う2年間でした。
まあ、いろいろ問題や課題もあったかもしれませんが、
完全なものなどないし、
一応まっとうしたと言えるのではないでしょうか。


教務委員長というポストは、
どちらかと言うと面倒くさいポストです。
先生方にも厳しいことを言わなければならないし、
学生さんにもけっこう厳しく接しないと
大学が大学でなくなる、そんなポストです。
そのポストに就いた人は、そうした役割をもつと思うのです。


だから、教務委員長というポストに就くことなど、
四角四面でまったくない、かなりフリーダム傾向な私本来の性格からすると、
どちらかと言うと「ごめん、こうむろう」と思うのですが、
ただ人には、その時々に与えられる役割があると思うのです。
その役割をしっかりとまっとうすることは
とても大事なことです。


その役割から逃げずに、
それをしっかりとまっとうしたときには、
そのポストを離れようが離れまいが、
自分自身に「何か」がしっかりと身に付いていると思うのです。


それは教務委員長という「ポスト」「地位」など、
そんな表層的なものなど、どうでも良い、
その先にある、もっと、もっと大切なもの、
自分にその時その時に与えられた役割を
まっとうすることで初めてちゃんと身につく
《人の厚み》みたいなものだと思います。


そのことが、よく実感できた二年の任期でした。



そして最後に一番大事なことを。
かなり照れ屋なため
絶対に面と向かって言わないので、
ここでお礼を。


教務の仕事は私一人では
何もできませんでした。
いつも一緒に頑張って下さった事務局の方々と教務委員の先生方
私を気にかけて下さり、私が迷うと、
教務委員でもないのに一緒に考えて下さり、
いつも的確なアドバイスを下さった先生方、
私が決めたルールで、いろいろとやりにくいルールもあったと思いますが
それでも文句も言わずについてきてくれた学生さんたち、
帰宅後も深夜まで教務の資料づくりをしていて
家族との時間が少なくなっているのに
気づくとパソコンの横にコーヒーをカチャと置いてくれ、
いつも励ましてくれた奥さん、
本当にありがとうございました。