4回生遠藤ゼミ・卒論発表会。

今日は4回生専門ゼミの卒論発表会でした。


例年と同様、今年もバラエティに富んだ内容で、
それぞれの顔が見える卒論を書いてくれたと思います。


キャラと自我の関連について書いた人、
現代社会の若者像について書いた人、
インターネットとコミュニケーションの関連について書いた人、
一生懸命インタビューをして施設介護のあり方について書いた人、
精神分析の知見を勉強し解離性障害について書いた人、
預言の自己成就としての「思考の現実化」について書いた人、
ヨーロッパ社会史に引き寄せて魔女狩りについて書いた人
ダッフィ−論も含めて東京ディズニーリゾートの魅力について書いた人、
日本人による人神信仰について書いた人、
中国の社会・文化・経済状況について書いた人、
宗教と観光のねじれ合う関係性について書いた人、
平和産業としての観光について書いた人、
郊外・観光・博覧会の関連について書いた人、
観光のマーケティングと広告について書いた人、
コンテンツ・ツーリズムとして『ARIA』によるベネチア観光を提案した人、
みんな、タイトルを思い浮かべるだけで、
書いた人の顔を鮮やかに思い出すことのできる、
そんな卒論を書いてくれたと思います。


いつも言ってきたのは、
少しくらい不器用で鈍くさくても良いから、
それぞれの顔がしっかり見える卒論を
書いてほしい
ということです。
知識だけを切りはりし、
それらをテクニックで器用にまとめて、
何らかのことを知ったかのような
卒論を書くのだけはやめて下さいと
ずっと言ってきました。

知れば知るほど、分からなくなる。
知識に対する、真っ直ぐな敬意を
失わないようにと言ってきたつもりです。
不器用なものもありますが、
みんな、しっかりと顔が見える卒論を
書いてくれたと思います。



とても良い卒論発表会でした。


その後は、ゼミの打ち上げをかねて、
食事会に行きました。
こちらも、とても楽しい会でした。