4回生専門ゼミでの発表の意味。

本日の「社会学」は、
「自我」がテーマでした。


私の講義でははじめて、
いきものがかり
を使わせて頂きました。


その後、4回生の専門ゼミでした。
みなさんの発表をお聞きしていると、
今年の卒論も楽しくなりそうに思いました。


一つひとつのテーマに食いついてしまいます。


基本的に私の態度としては、
そのテーマが良い/悪いということは
ほぼ言うことがありません。
そのテーマが良いのか、悪いのか、
そんなことは教員も、あるいは書いている本人でさえも、
分からない場合が少なくないからです。


そういうことではなく、
そのテーマをどのように位置づけて、
どのようにそこにアプローチし、
どのような視点から考えてみたら、
もっと面白くなり「そう」なのか。
それを教員である私と、ご本人と、
そしてゼミのメンバーがともに考える。
そんな場にしたいとずっと思って、
卒論についての発表をしています。


ゼミで卒論の発表をするのは、
そういう意味があります。


ただ上手に書く。
それだけなら、
基本的に赤を入れながら、
私とマン・ツー・マンでやれば済むはずなのですが、
私はそんなことをしたいのではなく、
その卒論が、その人にとって
とても大切なものなのだけれど、
それだけではなくて、
遠藤ゼミという場で、この出会いがあったからこそ、
こんな形で最終的には書いた、
書けたんだなあというものにしてほしいと思っています。