有栖川有栖さんの講演会に行きました。

エラリー・クイーン『Zの悲劇』を読了しました。


Zの悲劇 (角川文庫)

Zの悲劇 (角川文庫)



消去法ロジックによる犯人推理は、
非常に完成度高く、とても面白く読めました。
私が好きな日本の推理作家である、
有栖川有栖さんがクイーンを好きな理由が
あらためて何となく分かった気がしました。
要は、理屈っぽいところが面白いと思えるかどうかなのです。



クイーンはある程度は読んでいましたが、
そこまで好きな訳でもなく、
ちょっと食わず嫌いだったのですが、
今回かなり面白いと思えました。
この勢いで、以前に読んだ『Yの悲劇』以外にも、
ドルリー・レーンのシリーズを
読んでしまおうと思っています。



Yの悲劇 (角川文庫 ク 19-2)

Yの悲劇 (角川文庫 ク 19-2)


Xの悲劇 (角川文庫)

Xの悲劇 (角川文庫)


レーン最後の事件 (角川文庫)

レーン最後の事件 (角川文庫)



ところで有栖川さんの講演会に行って、
一層、有栖川さんのファンになりました。
結構、面白いところを
ぎりぎりのところまで追い詰めていくのですが、
最後の最後で、ちょっと我にかえって
追い詰めている自分に照れ、
「えへっ」と笑う感じにとても親近感がわきました。
うーむ。他人事とは思えない...。



火村英生に捧げる犯罪 (文春文庫)

火村英生に捧げる犯罪 (文春文庫)