若い頃の荷物を取りに行ってきました。
祖母の家がもうすぐ取り壊されるので、
そこに置いていた、私の若い頃の荷物を
高速を乗り継いで取りに行ってきました。
どんなものがあるのかなあと思っていたら、
当時、弾いていたアコースティック・ギターやら、
ビートルズの譜面やらがたくさん
出てきました。
アコギの弦が全部切れていたけれど、
また張り直して、練習するか?
(近所迷惑やっちゅうねん)
あと写真のアルバムなんかもあって、
帰って奥さんに見せたら、
「うわっ!暗っ!!!目がすさんでるやん!!!」と
言われてしまいました。
悪かったな。
それから母がずっと整理して置いてくれていた、
私の小さい頃からのテストや作文や
家族や友だちを書いた絵などがありました。
16才から17才あたりで書いていた
日記なんかも出てきて、
かなりこっ恥ずかしいことが
たくさん書いていましたが、
当時からとんがっていたんだなあと
思わせるようなものもありました。
たとえば、日記にポール・ニザンの引用なんかがあって、
「青春時代は美しいと相場が決まっているよ」という
ステレオタイプに反発するようにして
ニザンが綴っている言葉が
結構思い入れをもって、
書かれていたりしました。
僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。
ポール・ニザン『アデン・アラビア』
きゃーーーーーっ!!!
恥ずかしいわあーーー。
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そう言えば、高校時代に好きだった作家は、
ニザンのほか、カミュやらランボーやら、
中原中也やらでした。
- 作者: カミュ,窪田啓作
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- 作者: ランボー,堀口大学
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- 作者: 中原中也
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しかし、よく考えてみると、今と
あんまり基本的には変わってねえな。
今でもアルチュール・ランボー好きだし。
私は一個の他者である
というランボーのテーゼなんか、
今でも最高に好きです。
「観光における伝統の転移」という
私の議論は、結局、これを
観光研究でつきつめたものかもしれません。
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この本は最近のヒットでした。
かなり面白かったです。